カードPC組み込み機器
カードPC
CP/Mベース開発環境
1995年〜  Windows の時代
1983年〜  MS−DOS の時代
1982年  PC−9801の登場
1979年  8080系OS CP/Mの登場
1976年  インテル系マイコンが一歩リード
紙テープ・パンチャ/リーダ
デバッグ用コンソール
インテル8080,モトローラ6800
1975年  8bitマイコン登場  モトローラ6800 VS インテル8080
CAD設計
ソフトウェア開発
1995年 Windows95発売
1998年 Windows98発売
2000年 Windows2000発売
2001年 Windows Xp発売、現在に至る

Windows98の出現以降、図面、文書の電子ファイル化など、設計手法が
大きく変わりました。

当社はお客様のニーズに合った時代の最新技術を応用した各種装置を
今後ともご提案、寄与してまいります。
当社のマイコン使用歴
1983年
 OSソフトとしてCP/Mに替わってマイクロソフトからMS-DOS(V1.25)が出現し各種パソコン用に
 装備されマイクロソフト全盛の始まりとなりました。
 MS-DOSはマイクロソフトがIBM-PC用に受託製作しPC-DOSが原型で独自ブランドで発売
 した物です。
1985年
 IBMからパソコンPC-ATが発売されハードウェアの公開という手法で躍進し、現在のDos/V
 マシンとして各社から発売される基となりました。
 当社でも、ボードレベルで収集し組み立て、PC-AT用各種インターフェイスボード、及びソフト開発
 を行いました。

1993年
 マイクロソフトからWindows3.1が現れ、OSのあり方が一新されました。
 Dos/Vマシンをカードタイプに集約したCard-PCが開発・発売され、いち早く当社では
 装置組込用として取り入れました。
主な利点として
   ・装置の小型化、周辺装置取り扱いが容易、市販IFボードのプラグイン
   ・ソフト開発が容易、各種アプリケーションの共有、等々
しばらくは、8Bitマイコン時代が続きましたが、やがて16 bitマイコン(8086)が現れ、
高速で大規模な装置機能に対応できる時代となってきました(インテル時代の始まり)。
国内ではNECからPC−9801が発売され、同時にOSソフトCP/M−86が登場し、
フロッピーディスクも8"から5”へと周辺機器を容易に取り扱えるパソコンの始まりとなりました。
日本では、なかなかお目にかかる事は出来ませんでしたが、IBM−PCが発表されたのもこの時期でした。
この頃からパソコン周辺機器関係の評価装置開発業務を本格的に始めました。
8080マイコンのOSソフトCP/Mがディジタルリサーチ社から登場し、ソフト開発ツールも徐々に
拡充されてきました。
但し、この当時はハードウェア環境が統一されていないため、BIOSはそれぞれの環境に合わせて作る
必要が有りましたがそれでも画期的と感じたものです。
CP/Mベースにしたソフト開発環境を作り(動くまでが大変でした)、8080系のお客様の要求に
対応してまいりました。

この時、始めてディスプレイとキーボードが使えることに感激し、ソフト開発効率も大幅に上昇しました。
    CPU: i8080
    メモリ: 64Kbyte(BIOS Rom含む)
    CRT/KB(RS232C接続)
    8“フロッピーディスク
    プリンター(ターリィ)
    カセットテープ・デッキ(紙テープとの惜別)
国内では日本電気(NEC)からインテル8080を搭載したTK−80トレーニングキット等が発売され、
8080系の周辺チップも徐々に整備され始め、ややインテル系が一歩リードしてきた情勢です。
当社も8080への対応を始めましたが、6800を主に頑張りました。
BASIC搭載のパソコン(?)が登場したのもこの頃です(CompoBS,TRS−80等)。

この時代のコンピュータは(電算機とも言いました)、トランジスタによって演算回路が構成され
メモリ4kbyte(コアメモリ)構成でも本棚ほどの筐体で、演算速度もmsオーダのものでした。
電卓にしても複雑な計算は出来ず、ニキシー表示管(真空管)、大きさもラップトップ・コンピュータ
ほどでした(電卓=卓上電子計算機 確かに名前が一致します)。

モトローラ/インテルの8bitマイコンが登場しアプリケーション開発にどちらを選定使用するか迷いました。
当社では、この時代のコンピュータ基本ソフトに携わっていた事から、そのソフトウェア命令体系に
似ているMC6800がこの先主流になるものと考え決定しました。

マイコンは出たもののソフト開発環境が全くなく、最初は人間がアセンブル作業を行っていました
(ニューモニックから数字の命令コードに表を見ながら変換)。
これでは効率が悪く、次のようなディバッグ環境を独自の仕様でテープベースの環境を作りました。

   MC6800アセンブラ
   ディバッグ用CPU(メモリ4kbyte)
   ディバッグ用コンソール(2進数のLED表示とスイッチ入力)
   紙テープリーダとインターフェイス
   紙テープパンチャとインターフェイス

この当時のROMはバグが見つかったら捨てるしかないヒューズタイプでROMライターも少なく
電車に乗ってメーカに書き込みに行くといった今では考えられない作業でした。
その後、紫外線消去のEPROMが出てこれはすごいと感じたものです。